三陸には、頑張っている人がどれだけいることか。
私たちは、誰よりもそのことを知っています。
震災による甚大な被害、設備の復興。
水産資源が減少する中で、試行錯誤しようにも担い手は足りない。
魚食は減少しているのに、品質と価格への要求は高まるばかり。
さらにはコロナによる社会の変化。
どんな苦難にも逃げることなく、地道に取り組む人たちがたくさんいます。
だからこそ私たちは、今、この事業をスタートします。
挑戦する人の背中を支えるいくつものプロジェクトを。
水産業の未来を担う人をつくるために。
三陸は、他の海とは違う。
だから数えきれない挑戦が生まれました。
それはきっと、この国の水産業にとっての希望です。
私たちは、あなたの参加をお待ちしています。
パンデミック、異常気象、資源枯渇、為替変動、、、水産業を取り巻く環境は未だかつてないスピードで変化をしている。
『生き残るものは強いものではなく変化が出来るもの』
昨日までの答えが今日の答えではなくなるVUCAの時代、変化に対応していく新しい経営スタイルが求められる。
しかし、時代のうねりにこそイノベーションは起こる。破壊と創造の先には誰も知らない深く青い海が待っている。
三陸の挑戦者たちは遥かなる海を目指して今日も荒波を超えていく。
株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング
代表取締役社長 津田祐樹
水産業は三陸の基幹産業の一つでありながら、震災以前からの水産資源の減少、働き手の不足、国内市場の縮小など、様々な課題を抱えていました。さらには2011年の東日本大震災により産地は壊滅的な被害を受け、2019年の東北経済産業局の調査によれば、生産体制の復旧後も、失った販路と売上の回復が大きな課題となっています。
三陸における海⾯漁業・養殖業の⽣産量の推移は、東⽇本⼤震災時に急激に減少。その後ある程度回復するも、資源量の減少から近年は再度減少傾向に転じている。
出典:令和2年 水産庁 東日本大震災からの水産業復興へ向けた現状と課題
国内の労働人口の減少や産業的な労働環境から、慢性的な人材不足に陥っている。三陸の⽔産加⼯業においては、約6割の事業者が従業員が⾜りていないと回答。
出典:(左)令和2年 水産庁 水産白書、(右)令和2年 水産庁 東日本大震災からの水産業復興へ向けた現状と課題
津波被災県において、売上が8割以上回復した業者は50%であり、依然として売上の回復が遅れている。
出典:平成30年度市場競争環境評価調査事業 東北沿岸被災地域の基幹産業である⽔産加⼯業等の再⽣・競争⼒強化に向けた競争環境整備に関する調査報告書
売上が戻っていない理由は、販路の不足・喪失・風評被害に次いで原材料の不足、人材の不足が大きな課題となっている。
出典:平成30年度市場競争環境評価調査事業 東北沿岸被災地域の基幹産業である⽔産加⼯業等の再⽣・競争⼒強化に向けた競争環境整備に関する調査報告書
今、水産業には、就職するだけじゃない新しい関わり方があります。
みなさんの参加をお待ちしております